- 2021/09/16 掲載
インテック、多摩市に新型コロナウイルスワクチン接種事業支援システムを導入
これにより、多摩市は住民の接種予約状況や医療機関からの接種実績などの情報を一元管理し、最終的には国のワクチン接種記録システム(以下、VRS)に実績を連携するまでの一連の業務を、ワクチン接種システムのデータを活用してスムーズに実施しています。
インテックと多摩市は、2020年8月に新しい生活様式に対応するためICTを活用した地域・住民サービスの向上推進に関する連携協定を締結しており、今回のワクチン接種システムは、第二弾の取り組みとなります。
<連携協定に関するプレスリリース>
https://www.intec.co.jp/news/2020/0828_1.html
■ワクチン接種システムの特長
<予約機能>
・多様な予約手段
「WEB(PC、スマホ可)予約」「音声自動応答によるAIコールセンターでの予約」「オペレーターによるコールセンターでの予約」の3種類を用意。どの方法を選択しても、予約データはワクチン接種システムに即時連携されるため、多摩市は予約状況をリアルタイムで確認することができます。
・柔軟な拡張性
パブリッククラウドを活用しているため、アクセス数に応じてサーバー台数を調節するなど、柔軟な対応も可能です。
・シンプルで操作性に優れたUI
WEB予約において、住民は専用サイトから集団接種会場と医療機関の予約が可能。空いている日時や会場の住所などで絞り込んで検索できるため、希望の条件で簡単に予約ができます。
・一元的な予約受付
医療機関は個々に予約システムを用意する必要なく、ワクチン接種システムに接種可能な日時や人数を登録することで、スタッフの体制や施設の大きさに合った予約数を受け付けることができます。また、予約受付はWEBやコールセンターに集約されるため、通常の診察業務に集中することができます。
多摩市では、16歳以上のワクチン接種予約が開始された7月13日に、これまでで最大の約1万8千件の予約登録を受け付けました。そのうち9割がWEB予約であり、特に予約開始直後の専用サイトにはアクセスが集中しましたが、事前にパブリッククラウドのサーバー増強を行うことでサーバーダウンを防ぎ、10分間で約7千件の予約登録を行うことができました。
<実績登録・報告機能>
・各医療機関が接種実績をワクチン接種システムに登録すると、実績データはリアルタイムでシステムに反映されます。集団接種会場での接種実績と合わせ、多摩市は実績データをワクチン接種システムで一元管理できるため、国への接種報告(VRSへのデータ連携)も円滑に実施することが可能です。
・多摩市はリアルタイムで確認できる各接種会場の実績データを元に、最適なワクチン配布計画を立てることができます。
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