新興国高利回り社債デフォルト率予想、5.5％に上げ＝ＪＰモルガン

［ロンドン　２１日　ロイター］ - ＪＰモルガンは２０２１年の新興国市場の高利回り社債について、デフォルト（債務不履行）率予想を２．４％から５．５％に引き上げた。中国の不動産開発大手、中国恒大集団で多額のデフォルトが発生する懸念が高まっていることを踏まえた。

「アジアについては、中国の不動産関連の高利回り債を考慮し、デフォルト率予想を２．６％から９％に引き上げた」と、２１日に顧客に電子メールで送付したプレゼンテーション資料で説明。

一方「中国以外では状況は引き続き良好」で、中国を除く新興国市場の高利回り社債のデフォルト率予想は１．８％とした。