- 2021/09/28 掲載
米Wファーゴ、3730万ドル支払いで和解 法人への過剰請求訴訟で
Wファーゴは既に、顧客に3530万ドルを返金しており、合計で約7270万ドルを支払うことになる。
Wファーゴは不正営業問題が2016年に発覚して以来、50億ドル以上の罰金を支払っている。また、米連邦準備理事会(FRB)からは18年以来、ガバナンスとリスク管理を改善するまで資産を1兆9500億ドル以下に維持するよう命じられている。
司法省側は今回の訴訟で、Wファーゴが多数の中小企業を含む法人顧客771社に対し、2010─17年の期間に組織的な過剰請求を行ったと主張。販売員のボーナスを売上高への貢献度に連動させることで、過剰請求を助長した疑いも持たれている。
裁判文書によると、販売員はほかにも、顧客がユーロなど外貨を購入する際にレートをごまかし、その差異を稼ぎにしていたという。
不正を内部告発した同行の元外為トレーダーは、同行が支払う額から160万ドルを受け取る見通し。
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