- 2021/10/01 掲載
独製造業PMI改定値、9月は58.4に低下 供給制約で見通し悪化
供給制約が重しとなり生産が抑制されたほか、新規受注が落ち込んだ。PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。
半導体といった中間財や一部原材料が製造部門を圧迫。製造業各社はこれらの供給不足が来年も続くことを懸念し、成長期待が後退し始めている。
新規受注指数は15カ月ぶりの低水準となった。
IHSマークイットのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、フィル・スミス氏は「供給制約は引き続き投入コストを押し上げ、それが製造業者への価格引き上げ圧力となり、成長に対するさらなる向かい風となっている。投入価格のインフレ率はピークを付けた可能性があるが、調査開始以来で高水準付近にとどまっており、価格引き上げた企業は過去最多に近い」と指摘。「製造業者の先行きに対する楽観度合いは後退しており、9月は13カ月ぶりの低水準となった」と語った。
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