- 2021/10/01 掲載
「デジタル臨調」を提言=夏季フォーラム閉幕―経団連
経団連は1日、デジタル化を阻害する規制の緩和を進める「デジタル臨調(臨時行政調査会)」の設置を岸田文雄新内閣に求める総括提言を採択し、2日間の日程で開かれた「夏季フォーラム」を閉幕した。十倉雅和会長は、デジタル技術で既存制度の変革を目指す「デジタルトランスフォーメーション(DX)」について、「日本は周回遅れ」と危機感を表明した。
デジタル臨調は官民、学識者らにより構成。1980年代当時、土光敏夫氏が会長を務め「増税なき財政再建」を掲げた第2次臨時行政調査会(通称「土光臨調」)を念頭に置いている。提言は、DXをめぐる規制の撤廃やデータ活用などにより「活力ある経済活動基盤を生み出すべきだ」と訴えた。
【時事通信社】 〔写真説明〕経団連夏季フォーラムを終え、記者会見する経団連の十倉雅和会長=1日午後、東京都千代田区(代表撮影)
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