- 2021/11/11 掲載
コロナ飲み薬、160万人分供給=日本政府と合意―米メルク
米製薬大手メルクは10日、開発中で経口の新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」の供給について、日本政府と合意したと発表した。160万人分を供給する。価格は約12億ドル(約1350億円)。メルクは近く承認申請する見通しで、認められれば新型コロナの飲み薬としては日本で初めてとなる。
モルヌピラビルはウイルスの増殖に必要な酵素の働きを阻害する抗ウイルス薬。メルクと米バイオ医薬品企業リッジバック・バイオセラピューティクスが共同開発した。今月4日には英国で承認されている。
日米などで実施した臨床試験(治験)では、軽症や中等症の患者の入院・死亡リスクを50%削減した。投与した人の死亡はゼロだった。
【時事通信社】
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