- 2021/12/03 掲載
午後3時のドルは113円前半、米雇用統計や変異株情報にらみ様子見
午前の取引では、米金利が低位で推移していることもありドルの上値は重かった。午後に入るとやや上値を伸ばし、米雇用統計に対する期待感を指摘する声もあったが、指標の結果自体が相場に大きく影響する可能性は低いとみられている。
市場は米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小加速をある程度、織り込んでおり「(指標が)極端に悪い結果でなければ、影響は限定的」(国内信託銀行)との見方が多い。本来であれば雇用統計は今後の米国の金融政策を占う上で重要視されるが「オミクロン株の出現を受けて、今は変異株関連の報道に注目が集まりやすい」(外為アナリスト)という。
米長期金利は足元1.43%台後半と、低下基調は一服したものの依然として低水準で推移している。米金利の動きについては「FOMC(米連邦準公開市場委員会)を通過して、クリスマス休暇を前にポジション調整をしようとしていた投資家が、変異株の出現を受けて慌てて調整に動きだした印象」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)との指摘もあり、引き続き注目されている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.20/22 1.1297/01 127.90/94
午前9時現在 113.01/03 1.1303/07 127.76/80
NY午後5時 113.15/18 1.1299/03 127.88/92
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