- 2021/12/06 掲載
ワイヤレスゲート、生駒市の子育て支援事業のDX化に向けた実証実験を開始
■実証実験までの経緯
当社は、逆プロポ(官民共創によって新規事業を生み出す株式会社SOCIALX(本社:東京都渋谷区 代表取締役:伊佐治 幸泰)のサービス)を活用し、生駒市と子育て支援事業における課題解決の協議を重ねて参りました。生駒市が運営する子育て支援総合センター内のみっきランド(※)の入室受付は、申込用紙に都度必要事項を手書きで記入する手続きとなっており、利用者の負担となっていました。また、みっきランド運営を行う自治体職員の日誌記録業務においては、紙の台帳への手書き記録にて管理をしており保存場所確保という課題と、利用状況の把握や検索・集計、日報・月報の作成に時間がかかるという課題がありました。今回の実証実験では、入退室管理及び日誌の記録業務など紙ベースによる業務のDX化により、地域子育て支援拠点「みっきランド」の利便性向上および自治体職員の業務効率化の実運用を目指した効果検証を行います。
■実証実験の概要
・会場:みっきランド
・期間:2021年12月13日~2022年1月20日
・参加対象者:期間中の来場者の内、実証実験主旨に賛同いただける方
・内容:QRコード機能、Webデータベース機能等を活用した入退室管理業務と日誌の記録業務の運用
■導入するシステムについて
子育て支援事業においては、住民の個人情報等を取り扱うために従来は紙の書類を束ねたファイルを執務エリアの鍵付きロッカーで厳重管理してきました。DX化においても同等のセキュリティの実現が求められ、両者協議の結果、閉域ネットワーク(インターネットに接続しない環境)においてDX化を進めることとなりました。閉域ネットワーク上で動作するシステムを当社が構築したことにより、自治体の求めるセキュリティ要件を満たしつつ、QRコード機能を活用した入退室管理業務やこれまで紙台帳で管理されていた業務日誌のDX化が可能となりました。更に、データベースに情報が集約されるため、検索や集計が容易になりました。尚、今回採用されたシステムは、ローコードで開発を行っており、短期間・低価格で実現。導入後に機能追加等が必要となった際、自治体職員自身で実装対応が可能であり、持続的な業務効率化と共に、従来の行政のシステム改修と比べたタイムラグ軽減によりスピーディーに行政サービス改善を実現することができます。
(※)おもちゃ・絵本・室内遊具などがある子育てサロンです。利用対象者は、奈良県 生駒市内にお住まいで、おおむね就園前のお子様(0・1・2 歳児)とその保護者です。
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