米政府、中国ＡＩ商湯科技への投資禁止へ　10日発表＝ＦＴ

［９日　ロイター］ - 米財務省は１０日、中国の人工知能（ＡＩ）関連スタートアップ企業、商湯科技（センスタイム）を「中国軍産複合体企業」のリストに掲載し、米国人による投資を禁止する。

英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が関係筋の話として報じた。

センスタイムは１０日、香港での新規株式公開（ＩＰＯ）価格を決定する。

同日は「人権デー」。複数の国に対する制裁措置の一環として、センスタイムへの投資を禁止するという。

センスタイムは香港のＩＰＯで最大７億６７００万ドルを調達する計画。

米政府は、同社が中国国内のイスラム少数民族に対する人権侵害に関与している中国企業の１社だと主張。中国は米政府の主張を否定している。