- 2026/09/03 06:10 掲載
【保存版】Claude Codeの「AI部下」が新人→即戦力に…“記憶”を育てる「神ワザ」7選
連載:きょうから使える生成AI仕事術
X(旧 Twitter)@SuguruKun_ai では10万人超のフォロワーを持つ“ChatGPT ガチ勢”として知られる。2024年にAI研修・受託開発に特化した Uravation を創業し、上場企業や自治体への生成系AI導入支援・研修を提供。独自プロダクトとして話しかけるだけでスライド資料を自動生成する「SUGUKURU AI」をリリース。執筆・講演・メディア連載などでも活躍中。著書に『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)、『Claude仕事術 仕事時間は1/100に成果は200%になる』(SBクリエイティブ)。
YouTubeチャンネル すぐる【ChatGPT・AIガチ勢】
Uravation 公式サイト
\人気連載が電子書籍になりました/
『ChatGPTビジネス活用大全 業務効率が劇的に変わる“神プロンプト”&最強ノウハウ集』(ビジネス+ITインサイト)
毎回説明はもう不要…Claude Codeは「育てる」と化ける
先日、ある製造業の経営企画部門で研修をしていたとき、参加者の方からこんなボヤきが出ました。「Claude Code、便利なのはわかったんですけど……毎回『うちの会社はこういう事業で、この資料はこのフォルダで、口調はこうで』って最初から説明するのが地味に面倒なんですよね」
これ、めちゃくちゃ共感しました。以前、「AIを“複数の部下”として並列で動かす」方法を解説しましたが、優秀な部下を雇っても、毎朝「君は誰で、うちは何の会社で」と一から説明していたら、いつまで経っても戦力になりません。
今回は、非エンジニアのビジネスパーソンでも今日からできる、Claude Codeに“記憶”を仕込んで「毎回ゼロから説明」をなくす方法を、コピペで使えるプロンプト付きで解説します。
【5分で激変】AI部下に“記憶”を仕込む即効3ステップ
最後まで読む時間がない方のために、Claude Codeの記憶機能を5分で体感できる3ステップを先にお渡しします。Claude Codeを開いた状態でそのまま試してください。■ステップ1. まずたたき台を自動で作らせる(`/init`)
Claude Codeのチャット欄に、こう打つだけです。
/init
これは特別なコマンドで、Claudeがあなたのプロジェクト(作業フォルダ)の中身を自分で調べて、「記憶用のメモ」のたたき台を自動で作ってくれます。作られるのは `CLAUDE.md` という名前のファイル。これが、AI部下に毎回読ませる「業務マニュアル」になります。
ゼロから書くと手が止まりますが、`/init` なら中身を見て勝手に下書きしてくれるので、あとは直すだけ。研修先でこれを実演すると、「え、自分で調べてマニュアル作るんですか」と毎回どよめきが起きます。
■ステップ2. 自分の仕事の前提を覚えさせる
たたき台ができたら、自分の文脈を足します。チャットでこう頼むだけです。
プロンプト
私の仕事の前提を CLAUDE.md に追記してください。
【前提】
- 私の役割:(例:営業企画課長)
- 扱う商材:(例:中小企業向けの業務システム)
- よく使う資料の置き場所:(例:「営業資料」フォルダ)
- 報告のトーン:(例:結論から先に、簡潔に)
- 絶対に守ること:(例:顧客名は社外資料に出さない)
次回以降、毎回これを踏まえて作業を始めてください。
「CLAUDE.mdに追記して」と頼むのがコツです。普通に会話で伝えただけだと、次回も引き継がれる保証はありません。CLAUDE.mdに書いてもらえば、明日も来月も、最初から覚えた状態で始まります。
■ステップ3. 「この修正、次から自動でやって」と覚えさせる
作業中に「あ、そうじゃなくてこうして」と直すこと、ありますよね。その直しを毎回言うのが面倒なら、こう言います。
プロンプト
今の修正(◯◯を△△にする件)を覚えておいて、次回から自動でそうしてください。
Claude Codeには、あなたの修正やクセを自分でメモして学習する機能(オートメモリ)があります。「覚えておいて」と頼むと、それを記録して次回から反映します。人間の部下に「次から気をつけてね」と言うのと同じ感覚です。
実は超シンプル、Claude Codeの“記憶”は「2種類」だけ
本題に入る前に、仕組みを整理します。難しく考える必要はありません。Claude Codeの記憶は、「あなたが書くマニュアル」と「AIが自分で取るメモ」の2種類だけです。| CLAUDE.md(マニュアル) | オートメモリ(自習メモ) | |
| 誰が書く | あなた(人間) | Claudeが自動で |
| 中身 | ルール・前提・指示 | 学んだコツ・あなたの好み |
| 役割 | 「こう動いてほしい」を伝える | 「前回こうだった」を覚える |
| たとえると | 新人に渡す業務マニュアル | 新人が自分でつける業務ノート |
両方とも、Claude Codeを起動するたびに自動で読み込まれます(オートメモリは要点をまとめた索引部分が読み込まれ、詳細は必要なときに参照されます)。だから「毎回ゼロから説明」が要らなくなる。この2つを使い分けるだけで、AI部下は日に日に賢くなります。
■ CLAUDE.md = AI部下に渡す「業務マニュアル」
`CLAUDE.md`(クロード・ドット・エムディー)とは、ただのテキストファイルです。ここに「うちの会社はこう」「この作業はこうやって」と書いておくと、Claudeが毎回起動時に読んでから仕事を始めます。
非エンジニアの方が知っておくべき大事な性質は、置き場所によって"効く範囲"が変わることです。
| 置き場所 | 効く範囲 | 使い道 |
| `~/.claude/CLAUDE.md` | あなたの全プロジェクト共通 | 自分の口調・報告スタイルなど、いつも同じこと |
| プロジェクト内の `CLAUDE.md` | そのプロジェクトだけ・チームで共有 | この案件のルール・用語・進め方 |
| `CLAUDE.local.md` | その案件の自分専用 | 個人用の設定 (共有しない場合は.gitignoreへの追加が必要) |
つまり、「自分のクセ」は全体用に、「この仕事のルール」はプロジェクト用に、と書き分けられる。会社でClaude Codeを使うなら、プロジェクト用のCLAUDE.mdをチームで共有すれば、全員のAIが同じルールで動きます。これが地味に強力です。
■ オートメモリ = AI部下が自分でつける「業務ノート」
もう1つがオートメモリ。これはあなたが何も書かなくても、Claudeが「これは次回も役立ちそうだ」と判断したことを、自分でメモして覚えていく機能です。
たとえば、あなたが何度か同じ修正を指示すると、Claudeが「この人はいつもこうするな」と学習して、次から先回りするようになります。人間の優秀な部下が、言われなくても気を利かせ始めるのと同じです。
何を覚えたかは、いつでも確認・編集できます。チャットで `/memory` と打つだけ。Claudeが今どんなマニュアルとメモを読み込んでいるか一覧で見られて、不要なメモをしていたら直せます。 【次ページ】【保存版】日に日に時短…AI部下を「育てる」神ワザ7選
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR