- 2021/12/15 掲載
新生銀株、保有48%弱に=SBI、TOBが成立
インターネット金融大手SBIホールディングスが新生銀行に対し実施していたTOB(株式公開買い付け)で、SBIによる同行株の保有比率が48%弱に達したことが10日、分かった。目標の上限としていた株数をほぼ取得した格好で、同日が期限だったTOBは成立した。SBIは取締役を派遣して同行を連結子会社化し、経営刷新を急ぐ考えだ。
SBIは詳細な集計結果を11日に公表する予定。TOBは、約20%だった保有比率を最大48%に高めることを目的に9月10日から行っていた。
SBIは来年2月初旬にも開かれる新生銀の臨時株主総会で、会長候補として元金融庁長官の五味広文氏、社長に川島克哉SBI副社長をそれぞれ提案する。新生銀株を約48%まで買い増したことで、SBIが推薦する取締役候補が選任されるのは確実な情勢。同総会で工藤英之新生銀社長は退任する見通しだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕SBIグループ(上)と新生銀行のロゴマーク
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