- 2021/12/30 掲載
日経平均は続落、年間終値ではバブル崩壊後の高値更新
日本株は売り優勢でスタート。薄商いの中、先物主導で下げて始まり、日経平均は寄り付き後間もなく327円39銭安の2万8579円49銭で安値をつけた。その後は戻り歩調に転じ、日経平均は小幅安水準でのもみあいに終始した。今年の最終売買日にあたり、明日からの4連休を控え徐々に見送りムードが強まる展開となった。
松井証券のシニアマーケットアナリスト、窪田朋一郎氏は「年末のポジション調整から売り物が出たようだ。日経平均は年間ではプラスで着地したものの、政局を巡り上下に振れる1年間となった」との見方を示した。
日経平均は2万8791円71銭と終値ベースでは1989年の3万8915円87銭以来、32年ぶりの高値。1988年の3万0159円00銭に迫った。
TOPIXは0.33%安の1992.33ポイント。年間終値ベースではバブル崩壊後高値を更新した。東証1部の売買代金は1兆8438億8500万円と2兆円割れで、今年5番目の少なさとなった。東証33業種では、その他製品、水産・農林業、陸運業、空運業などの27業種が値下がり。ゴム製品、情報・通信業などの5業種が値上がり。電気・ガス業は変わらずとなった。
個別では、ファーストリテイリング、テルモなどが軟調。ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、KDDI、SCREENホールディングスはしっかりとなった。
東証1部の騰落数は、値上がり735銘柄(33%)に対し、値下がりが1333銘柄(61%)、変わらずが115銘柄(5%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28791.71 -115.17 28794.24 28,579.49─28,904.42
TOPIX 1992.33 -6.66 1991.58 1,980.19─2,000.77
東証出来高(万株) 72984.00 東証売買代金(億円) 18438.85
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