- 2022/01/03 掲載
「単一形式からの脱却」目指す=永松文彦セブン-イレブン・ジャパン社長
国内のコンビニエンスストア市場が頭打ちとなる中、新型コロナウイルスの感染拡大で消費動向は大きく変化した。コンビニ業界は新たな成長に向け、事業モデルの変革を迫られている。大手3社のセブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長、ファミリーマートの細見研介社長、ローソンの竹増貞信社長に、今後の経営戦略を聞いた。
◇
◇
―コロナ禍では外出自粛が響いた。
売り上げは厳しくなったが、地域住民に対応する品ぞろえで回復させている。2023年2月期に向け、コロナ拡大と収束の両にらみの形で対応を図る。
―事業モデルの転換を迫られている。
「ワンフォーマット(単一形式)からの脱却」と言っている。一つのフォーマットを2万店に広げて成長してきた。しかし、スーパーのように地域に根差した品ぞろえが重要になっており、各地で商品開発に注力している。
―消費者ニーズの変化は。
健康に対する意識が高まっており、21年秋から対応商品を増やしている。22年はスムージーの展開を拡大する考えだ。
―最短30分で宅配する「ネットコンビニ」に力を入れている。
22年2月期は約1200店に拡大する計画だ。自宅で食事しながら注文すれば、食べている間に冷たいビールが届くようなことが実現できれば。26年2月期までに全国展開したい。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるセブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長=2021年12月21日、東京都千代田区 〔写真説明〕インタビューに答えるセブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長=2021年12月21日、東京都千代田区
関連コンテンツ
PR
PR
PR