- 2022/01/03 掲載
店舗の「メディア化」進める=細見研介ファミリーマート社長
―売り上げの状況は。
2021年はコロナ禍が収束せず、厳しい環境が続いた。その中で創立40周年をてこにヒット商品がたくさん出た。22年は原材料価格の高騰があり、コロナ感染の動向も不透明だ。安閑とすることはできない。
―コロナ禍を経て事業モデルが変わる。
店舗を「メディア化」する。ネットショッピングが伸びる環境の中、実店舗で商品を見て触る価値が大きくなったため、広告などを表示する大型のデジタルサイネージ(電子看板)を店頭に設置していく。また、店舗では「売る」機能に加え、ネットで買うような商品を「見せる」機能も磨く。
―店舗の形態も変化する。
デジタル化では無人決済などを活用する小型店を25年2月期までに約1000店に広げたい。地方は、同じようなインフラ維持の使命を持つ会社との協業を検討している。
―消費動向への対応は。
サステナブル(持続可能)で健康的な食品の開発の必要性もあり、21年にプライベートブランドを「ファミマル」に刷新した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるファミリーマートの細見研介社長=2021年12月24日、東京都港区 〔写真説明〕インタビューに答えるファミリーマートの細見研介社長=2021年12月24日、東京都港区
関連コンテンツ
PR
PR
PR