- 2022/01/04 掲載
欧州市場サマリー(3日)
<欧州株式市場> 上昇して取引を終えた。STOXX欧州600種指数は過去最高値で取引を終え、新型コロナウイルスのオミクロン変異株による感染者数の急増にもかかわらず、着実な景気回復への期待感から明るいムードで年明けを迎えた。
2021年は22.25%上昇し、10年以降で2番目に高い水準となった。景気刺激策や企業業績の伸び、新型コロナワクチンの接種開始などにより、投資家が株式市場に資金を投下したことが背景にある。
ジェフリーズのグローバル・エクイティ・ストラテジスト、ショーン・ダービー氏は「新型コロナウイルス変異株が世界経済に広く影響を与えたものの、21年は多くの取引所が過去最高かそれに近い水準で取引を終え、株式への資金流入も過去最大の蓄積額(9280億ドル)を超えるなど、記録更新の年となった」としつつ、「22年に向けては、ボラティリティーが高まると予想している」との見方を示した。
ドイツのDAX指数は0.86%、フランスのCAC40指数は0.90%、イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は1.40%、スペインのIBEX指数は0.54%のそれぞれ上昇。ロンドン市場は休場だった。
欧州航空機大手エアバスは3.4%上昇。21年のジェット機納入機数が目標の600機を上回ったとの暫定結果が関係筋からもたらされたのが材料視された。
ドイツの航空大手ルフトハンザは8.9%上昇した。シティグループが投資判断を「売り」から「買い」へ引き上げたことが好感された。中国を中心とするアジアと結ぶ路線の再開による好影響が見込まれている。
欧州同業のエールフランスKLMは4.9%上昇。シティが投資判断を「中立」へ引き上げたのが好感された。
<ユーロ圏債券> 休信
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.1287 1.1346
ドル/円 115.25 115.28
ユーロ/円 130.12 130.83
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 489.99 +2.19 +0.45 487.80
FTSEユーロファースト300種 1900.35 +10.12 +0.54 1890.23
ユーロSTOXX50種 4331.82 +33.41 +0.78 4298.41
FTSE100種 休場
クセトラDAX 16020.73 +135.87 +0.86 15884.86
CAC40種 7217.22 +64.19 +0.90 7153.03
<金現物> 午後 コード
値決め 1805.85
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