- 2022/01/04 掲載
前場の日経平均は反発、米株や中国指標が支援 トヨタ上場来高値
堅調な中国の経済指標なども支えとなり、日経平均は一時450円超高となった。個別ではトヨタ自動車が4%超上昇し上場来高値を更新した。
3日の米株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が最高値を更新。テスラや銀行株の上げが相場を支援した。アップルは一時、上場企業として世界初となる時価総額3兆ドルを突破した。
日経平均は寄り付きで心理的節目である2万9000円台を回復した。その後は2万9000円を下回る水準でのもみあいが続く場面もあったが、再び上値追いの展開となった。米株高のほか、取引時間中に発表された財新/マークイットの12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.9と6月以来の高水準を記録したことも支えとなった。
TOPIXは1.27%高の2017.70ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3449億6600万円となった。東証33業種では、パルプ・紙を除く32業種が値上がり。海運業、輸送用機器、非鉄金属、保険業、銀行業などが値上がり率上位となった。
市場では「業績の上振れ期待の高い銘柄がしっかり。年明けで市場参加者も戻ってきており、機関投資家の買い戻しが指数を支えている」(国内証券)との声が聞かれる。
個別では、主力株が総じて堅調。トヨタ自のほか東京エレクトロンが上場来高値を更新、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、信越化学工業、ソニーグループなどもしっかり。キッコーマン、日産化学は売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり1407銘柄(64%)に対し、値下がりが700銘柄(32%)、変わらずが76銘柄(3%)だった。
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