- 2022/01/04 掲載
東証大発会、500円超高=4年ぶり上昇、円安進行で
今年最初の取引となる大発会を迎えた4日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反発した。海外株の上昇や円安の進行を受け、自動車や電機など輸出関連銘柄が買いを集めた。日経平均は2万9000円の大台を回復し、終値は昨年末比510円08銭高の2万9301円79銭。大発会での上昇は2018年以来、4年ぶりとなる。
円安を追い風に、トヨタ自動車と日産自動車の株価がともに6%を超える大幅な上昇となった。また、21年の日経平均の上昇率は4.9%にとどまって欧米株に比べ出遅れており、「新年を迎え海外の機関投資家から主力銘柄に買いが入った」(大手証券)との声が聞かれた。
ただ、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が国内外で拡大している。重症化リスクが低いとの見方も出ているが、先行きは依然として予断を許さない。
【時事通信社】 〔写真説明〕東証大発会で手締めをする関係者ら=4日午前、東京都中央区の東京証券取引所
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