- 2022/01/04 掲載
景気回復で株高期待=地政学リスク警戒―証券3社トップ
野村ホールディングス(HD)など大手証券3社のトップは4日、オンラインで記者会見し、今年は新型コロナウイルス禍からの景気回復を背景に、株価が大幅に上昇するとの見通しを示した。下振れリスクとしては、緊迫するウクライナ情勢といった地政学リスクなどを挙げた。
大和証券グループ本社の中田誠司社長は「国内外で経済が成長し企業業績も好調になる」と予想。日経平均株価は年内に3万5000円を試す可能性があると指摘した。
野村HDの奥田健太郎グループ最高経営責任者(CEO)は、インフレを招いた供給制約が緩和し、「企業の設備投資が進む」と見込んだ。SMBC日興証券の近藤雄一郎社長は、政府の観光支援策などが消費拡大を後押しするとみて、「非常に強い経済を予測している」と述べた。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンライン会見する(左から)SMBC日興証券の近藤雄一郎社長、大和証券グループ本社の中田誠司社長、野村ホールディングスの奥田健太郎グループ最高経営責任者=4日午後
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