ＩＭＦ、22年のロシア成長率見通し2.8％に下方修正　23年は上方修正

［モスクワ　２５日　ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）は２５日、２０２２年のロシアの経済成長率見通しを２．８％とし、従来見通しから０．１％ポイント下方修正した。２３年については２．１％とし、０．１％ポイント上方修正した。

２１年の成長率は推計４．５％。２０年は新型コロナウイルスによるパンデミック（世界的大流行）と原油価格の下落で２．７％のマイナス成長に陥っていた。

ＩＭＦは２２年の見通しについて「（穀物の）収穫量の減少のほか、新型コロナ感染拡大第３波が予想より深刻だったことが下方修正につながった」とした。

世界銀行は、新型コロナ感染拡大とインフレリスクでロシアの景気回復が阻まれる可能性があると指摘。世銀のロシア経済成長率見通しは２２年が２．４％、２３年が１．８％。