- 2022/02/03 掲載
豪ウエストパック、10─12月期の現金収入2割減 利益率低下見込む
組織再編の前倒しを余儀なくされ、同四半期に1100人超を削減、主要な管理職の役割を統合するなどの対策を講じたことも明らかにした。半期および通期の決算で再編費用を計上する見通し。
マイケル・ローランド最高財務責任者(CFO)は「競争がかなり激しく、利益率は引き続き圧迫される見込みだ」と述べた。
24年までにコストを80億豪ドル(57億1000万ドル)に削減する目標は維持した。
10─12月期の純金利マージン(NIM)は1.91%で、21年度下期(4─9月)の1.99%から8ベーシスポイント(bp)低下した。
現金収入は15億8000万豪ドル(11億3000万米ドル)。前年同期は19億7000万豪ドルだった。シティグループの予想(14億7000万豪ドル)とモルガン・スタンレーの予想(13億8000万豪ドル)を上回った。
ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるサプライチェーンや一部セクターへの影響を補うため5億5100万豪ドルの貸倒引当金を計上し、減損費用が1億1800万豪ドルとなった。
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