- 2022/02/03 掲載
FRB副議長・理事候補、インフレ対応の重要性強調 「重大な脅威」
ミシガン州立大学の経済学教授で理事候補のリサ・クック氏は「最も重要な任務はインフレに対処することだという点でパウエル議長に同意する。高インフレは長期的かつ持続的な景気拡大への重大な脅威だ」と語った。
デビッドソン大学の学部長で理事候補のフィリップ・ジェファーソン氏は、FRBの目標と一致する水準までインフレ率を確実に低下させる必要があると指摘した。
FRB元理事で、金融監督担当副議長に指名されたサラ・ブルーム・ラスキン氏は、景気回復を維持しつつ、インフレを抑制することがFRBの「最優先事項」と述べた。
クック氏は不平等、ジェファーソン氏は貧困を主な研究分野としていることなどから、3候補はこれまでハト派寄りと見られていたが、準備原稿ではタカ派的な姿勢が示された。
消費者物価指数(CPI)上昇率が7%に達する中、FRBは来月から利上げを開始する可能性を示唆している。
民主党はバイデン氏が指名した候補らを称賛しているが、共和党は批判している。特にラスキン氏が金融監督担当の立場を利用して石油・ガス会社への融資を抑制する意向とみて問題視している。
ラスキン氏は準備原稿で、銀行に融資先を指示するのはFRBの仕事ではないと述べた。
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