米製造業新規受注、12月は0.4％減　予想やや上回る落ち込み

［ワシントン　３日　ロイター］ - 米商務省が３日に発表した２０２１年１２月の製造業新規受注は前月比０．４％減と市場予想（０．２％減）をやや上回る落ち込みとなった。ただ製造業は企業による在庫補充に依然として支えられている。

１１月は１．８％増と前回発表の１．６％増から上方改定された。１２月の前年同月比は１６．９％増だった。

コンピュータや電子製品、輸送用機器が減少した一方、機械、第一次金属、金属加工品、電気機器、家電製品、部品が増加した。

出荷は０．４％増。１１月は０．７％増だった。在庫は０．３％増。受注残は０．５％増。１１月は０．８％増加していた。

民間設備投資の先行指標とされる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財受注は０．３％増。当初発表は変わらずだった。

国内総生産（ＧＤＰ）統計で企業設備投資の算出に使われるコア資本財の出荷は１．３％増と、当初発表に一致した。