ユーロ圏投資家センチメント、2月は16.6に上昇　予想上回る

［ベルリン　７日　ロイター］ - 調査会社センティックスが７日発表した２月のユーロ圏投資家センチメント指数は１６．６で、前月の１４．９から上昇した。

世界の経済状況が１月と比べて安定したと指摘した。ただ世界経済は勢いに欠けるとしている。

ロイターがまとめたアナリスト予想の１５．２を上回った。

期待指数は１４．０と前月の１３．５から上昇し、２０２１年７月以来の高水準となった。

現況指数は１９．３。１月は１６．３だった。

センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は声明で、ユーロ圏はなお成長鈍化に直面しており、これは景気循環中盤の典型的なパターンとの見方を示した。アジアや米国を中心に海外経済が停滞しているため、この状況が続くとみられると予想した。

「米国の状況は問題だ。全体の指数が３カ月連続で低下している。これは期待の低下によるものだ」と分析した。

調査は１２０５人の投資家を対象に２月３─５日に実施した。