ＥＣＢ利上げ必要に、インフレ期待大幅上昇なら＝シュナーベル専務理事

［フランクフルト　９日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュナーベル専務理事は９日、エネルギー価格高によって、インフレ期待がＥＣＢの目標である２％を超えて上昇するリスクが生じれば、利上げが必要となる可能性があるという認識を示した。

シュナーベル専務理事はツイッターで「利上げはエネルギー価格を押し下げることはない」としつつも、「ＥＣＢの責務は物価安定維持であるため、現在の高インフレがインフレ期待の安定を脅かせば、対応が必要となる可能性がある」と述べた。

さらに「エネルギー価格高の長期化は、将来のインフレ期待上昇につながる可能性がある」とした。