米ＦＢＩ、空売り投資家を調査　不当な株価押し下げの疑い＝米紙

［１６日　ロイター］ - 米連邦捜査局（ＦＢＩ）は、株の「空売り」投資家があらかじめ対象企業の悪材料となる調査リポートを共有して株価押し下げを図った疑いで調査している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が１６日伝えた。

ＷＳＪが複数の関係者の話として伝えたところによると、司法省は、空売り投資家への広範な捜査として、投資家所有の機器や取引記録、通話記録を押収した。

昨年１０月、ＦＢＩは調査会社マディ・ウォーターズの創設者で空売り投資家のカーソン・ブロック氏に捜査令状を出し、ブロック氏の電話などを押収したもよう。

ロイターは昨年１２月、司法省が、ヘッジファンドや調査会社の空売りについて、本格的な刑事調査に乗り出したと伝えていた。