- 2022/02/23 掲載
トヨタ社長、満額回答示唆=春闘賃上げ、労組と「相違ない」
トヨタ自動車は23日、愛知県豊田市の本社で2022年春闘の第1回労使協議を行った。豊田章男社長は協議の最後に「この1年の頑張りにしっかり報いたい。異例だが、賃金と賞与について会社と(労働)組合の間に認識の相違はない」と述べた。満額回答の可能性を初協議で事実上示唆するのは極めて異例。労使は3月16日の集中回答日に向け、協議を続ける。
トヨタ労組は、定期昇給を含む総額での賃上げとして、職種や職位別に1人当たり月1600~4900円を求めている。前年と条件をそろえれば同等水準の要求という。一時金要求は年間6.9カ月分(前年の要求と実績は6.0カ月分)。
この日の労使協議では、仕入れ先である部品メーカーとの関係について議論した。労組の西野勝義執行委員長は2回目以降も「仕入れ先やすべての働く仲間について話し合いたい」と述べた。
【時事通信社】
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