- 2022/02/24 掲載
英中銀、小幅な利上げ必要なケースあり=テンレイロ委員
英シンクタンクの国立経済社会研究所(NIESR)での講演で、政策金利を現行の0.5%から引き上げなくても、インフレ率は目標値までほぼ低下すると見込まれており、パンデミック(世界的大流行)前は政策金利が0.75%だったことを考慮すると、最終的に必要な利上げはわずかかも知れないと指摘。このことは、パンデミック下で実施された刺激策のうち、英中銀の金融政策が占める割合が小さかったことを示唆しており、政府の財政政策が英経済を支える主要なドライバーだったとした。
テンレイロ委員は昨年12月には利上げに反対したが、今年2月には0.25%から0.5%への利上げに賛同。「見通しとリスクが引き締め前倒しを促す方向にシフトした」と述べた。
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