ＥＣＢ、ロ・ベラルーシ全顧客の取引精査を銀行に指示＝関係筋

［フランクフルト／マドリード　１５日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）の規制当局が域内の一部銀行に対し、ＥＵ居住者を含むロシアとベラルーシの全ての顧客のトランザクションを精査し、西側諸国の対ロシア制裁回避を目的とした取引が行われていないことを確実にするよう指示したと、関係筋３人がロイターに対し明らかにした。

関係筋によると、欧州中央銀行（ＥＣＢ）の指示の下、銀行は多額の決済や預金、新規ローン申請などを厳重に警戒し、ＥＵ域内に居住する数万人のロシア人やベラルーシ人が厳しい監視にさらされることになる。

ＥＣＢの報道官によると、ＥＣＢは制裁順守の監督の責務は担っていないものの、監督下にある銀行が「制裁を順守するために必要な用意を整えているか」を確認する。