- 2026/08/27 07:10 掲載
ChatGPT Workが凄すぎ?経費精算もブラウザ操作も…仕事をどこまで“丸投げ”できる?
1986年生まれ、横浜育ち。オンライン動画でITスキルを教える人気講師。「多くの人に、仕事を自動化してラクにする方法を伝えたい」という想いから、Excelやマクロ、AI関連の書籍を執筆するなど発信活動を行う。YouTube総再生回数1300万回、チャンネル登録者数11万人超。また、オンライン動画教育プラットフォーム「Udemy」では22万人以上の受講者へ動画コースを展開している。著書に累計4万部以上のベストセラー『生成AI最速仕事術』(かんき出版)、『Excel×Copilot AI仕事術』(日経BP)、『学習と業務が加速するChatGPT×Excel VBA&マクロ』(ソシム)、『Excel VBA塾』(マイナビ出版)、『エクセル兄さんが教える世界一わかりやすいMOS教室』(PHP研究所)などがある。
「一問一答」の時代は終了?ChatGPT Workとは
米OpenAIから最新モデル「GPT-5.6」および画期的なモード「ChatGPT Work」が発表されました。2026年7月9日(現地時間)に発表されたこのアップデートは、AIのビジネス活用を大きく変える可能性を秘めています。これまでのAIツールは、一問一答型が主流でしたが、GPT-5.6の登場により、自律的に複数のステップを推論・実行する「ゴール達成型(長距離走型)」へと進化を遂げています。
たとえば、従来のAIに会議準備の段取りを相談すると、テキストで提案するだけでした。しかし、ゴール達成型AIエージェントは、カレンダーアプリやGmail、Googleドライブ内を横断し、自律的にアジェンダのドキュメント作成を行うなど、アプリをまたいで複雑なプロセスを一貫して実行できるようになりました。この自律的な実行能力を作業現場やパソコン内の実作業で発揮するために用意されたのが「ChatGPT Work」です。
ChatGPT Workのポイントは、単にレシートを読み取ったり、質問に答えたりすることではありません。ファイルを開き、内容を読み取り、Excelへ転記し、ファイル名を変更する──これまで人間が複数のアプリを行き来して行っていた一連のパソコン作業そのものを、まとめて実行できる点にあります。
では実際に、どこまで“丸投げ”できるのでしょうか。経費精算からブラウザ操作、複数画像の生成まで、3つの実践例で確かめていきます。さらに、パソコン操作をAIに任せるからこそ知っておきたい「3つの注意点」も押さえておきましょう。
実践(1):レシートを読み取り、Excel転記まで“丸投げ”
特に面倒な「経費精算」も、ChatGPT Workのデスクトップ版を活用すれば大部分を自動化できます。特定のフォルダに複数のレシート画像を保存しておき、以下のようにプロンプト(指示文)を入力します。従来のExcelの自動化にはVBA(Excelなどで使うプログラミング言語)やPythonといった専門知識が不可欠でしたが、ChatGPT Workがあれば、プログラミング知識のない一般の事務担当者でも、チャットで指示するだけでAIがファイル操作を実行する自動化が実現します。
同様のパソコン操作自体を自動化する機能は、米AnthropicのAIエージェント「Claude Cowork」でも実現可能であり、AI各社が「回答」から「自律実行」へ競争軸を移していることがわかります。
もっとも、ChatGPT Workの真骨頂はファイル操作だけではありません。従来のツールではお手上げだった「ブラウザの中の作業」まで、人間に代わってこなしてしまうのです。 【次ページ】実践ワザ(1):レシートを読み取り、Excel転記まで“丸投げ”
業務効率化のおすすめコンテンツ
業務効率化の関連コンテンツ
PR
PR
PR