• 2022/03/18 掲載

英中銀が25bp追加利上げ、金利0.75% カンリフ副総裁が反対

ロイター

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[ロンドン 17日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は17日、インフレ抑制に向けて政策金利を0.50%から0.75%に引き上げた。ただ、エネルギー価格の高騰で家計が大きな打撃を受けていることから、今後の追加利上げの必要性については文言を和らげた。

利上げは昨年12月以降、3会合連続。金融政策委員9人のうち8人の賛成多数で決定した。ジョン・カンリフ副総裁はコモディティー価格の上昇による需要への影響を懸念し、据え置きに票を投じた。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は、全会一致での利上げ決定見通しだった。

現在のインフレ期待は十分に定着していると判断する一方、大半の政策委員が、このところの賃金の伸びや物価動向がインフレ期待に織り込まれるリスクを減らすために利上げを行ったとした。

英中銀は、4月のインフレ率が約8%に達するとの見通しを公表。これは先月時点の見通しより約1%ポイント高い。また、今後はさらに上昇する可能性があると警告した。エネルギー料金がウクライナ紛争を受けてさらに上昇し、家計への圧迫は英中銀が先月予測したものよりもはるかに大きくなる可能性がある。

こうした懸念を反映し、追加利上げの必要性については表現をトーンダウンさせた。

「金融政策委員会は、今後数カ月はさらに緩やかな引き締めが適切かも知れないと判断したが、中期的な見通しがどのように進展するかによってその判断には両面にリスクがある」とした。先月にはさらなる緩やかな引き締めが「適切である可能性が高い」と述べていた。

これを受けてパンテオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、サミュエル・トムズ氏は、英中銀の利上げ終了が目前に迫っていると指摘。「中銀がおそらく5月の次回会合で政策金利を1.00%に引き上げ、それで利上げサイクルが終了するというわれわれの見方に確信が持てた」と述べた。

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