• 2022/03/24 掲載

ユーロ圏総合PMI、3月速報は低下も予想上回る 価格は過去最高

ロイター

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[ロンドン 24日 ロイター] - S&Pグローバルが24日発表した3月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.5と、前月の55.5から低下した。ロイターがまとめた市場予想の53.9は大幅に上回った。

価格の上昇ペースは過去最高で、欧州中央銀行(ECB)に利上げを求める圧力がかかるとみられる。

新型コロナウイルスの制限措置が解除されたことが押し上げ要因となったが、コロナ禍に伴う供給網問題がロシアのウクライナ侵攻で悪化しており、見通しは不透明。

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ウクライナ戦争が現時点でユーロ圏経済に重大な影響を及ぼしていることが今回のデータで明らかになった。ユーロ圏が第2・四半期に縮小するリスクもある」と指摘。「コロナ関連の物価圧力と供給制約が戦争で悪化している」と述べた。

総合指数の投入・産出価格指数は過去最高だった。

産出価格指数は65.7と、62.3から上昇。インフレはさらに加速するとみられる。

サービス部門PMIは54.8で、前月の55.5から低下。ロイターがまとめた市場予想の54.2を上回った。

需要は底堅く、新型コロナ関連の制限措置が緩和されたため、企業の雇用拡大ペースが増している。サービス部門の雇用指数は54.8で、前月の53.6から上昇した。

製造業PMIは57.0と、前月の58.2から低下。昨年1月以来の低水準となった。市場予想の56.0は上回った。

生産指数は53.6で、前月の55.5から低下した。

高インフレとロシアのウクライナ侵攻に対する懸念で、楽観度は大幅に低下。製造業の将来の生産指数は53.8で、前月の68.5から低下し、2020年5月以来の低水準だった。

ウィリアムソン氏は「企業は経済成長の鈍化に身構えている。将来の生産予測は3月に悪化した。企業は戦争が経済に及ぼす影響に対する懸念を強めている。経済はまだコロナ禍から立ち直っていない」と述べた。

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