• 2022/03/25 掲載

米3月PMI58.5、8カ月ぶり高水準

ロイター

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[ワシントン 24日 ロイター] - 米S&Pグローバルが24日に発表した3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は58.5と、昨年7月以来、8カ月ぶりの高水準となった。前月は55.9だった。

3月はモノとサービス両方とも力強い需要を背景に上昇。一方、ロシアのウクライナ侵攻が心理面の重しとなった。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。50を超えると民間部門の成長を示す。

回復した主因として需要の蓄積に加え、新型コロナウイルス新規感染者数の大幅な減少に伴う全国的な規制の緩和、さらにはサプライチェーン(供給網)の混乱の深刻度が減ったことがある。

製造業PMIは58.5と、2月の57.3から上昇した。エコノミスト予想は56.3だった。

3月のサービス業PMIは58.9となり、2月の56.5から上がった。エコノミスト予想は56.0だった。

受注指数は9カ月ぶりの高水準に上昇。企業は「仕入れをしやすくなったのが競争力を高め、新規顧客を獲得できた」と報告した。

新規受注と未完成の製品が山積みとなっている中で、企業は昨年4月以来最も早いペースで労働者を雇用した。

インフレ率は引き続き上昇し、企業は原材料や燃料、エネルギーの値上げの報告が増えた。ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ再拡大に伴う中国でのロックダウン(都市封鎖)によって世界の供給網の改善が遅れ、物価は高止まりする可能性が高い。

米政府が今月10日発表した2月の消費者物価指数の前年同月と比べた上昇率は1982年1月以来、約40年ぶりの大きさだった。

企業は今年の見通しについておおむね明るい見通しを持っていたが、仕入れコストの高騰とロシアの侵攻によるウクライナでの戦争への懸念から信頼感指数が低下した。S&Pグローバルによると、サービス部門の企業のほうが見通しが厳しく、生活費の上昇に伴う可処分所得の減少の影響を懸念している。

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