- 2022/04/21 掲載
日経平均は続伸、ハイテク株がけん引 米株先の堅調推移が支援
日経平均は、朝方に高く寄り付いた後も上げ幅を拡大した。前日の米国市場でハイテク株安となったものの、東京市場では半導体関連がしっかりで指数を押し上げた。オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが20日に発表した好決算が支援材料となった。
国内でも、企業決算シーズンがきょうから本格化する。業績の先行きを巡って思惑が交錯する中、日経平均は後場に一段高となり一時362円79銭高の2万7580円64銭をつけた。市場では「出遅れた投資家の買いを支えに、この(水準)辺りでの滞空時間が続くかもしれない」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との見方が聞かれた。
一方、このところの上昇の動きがトレンドになるかは、まだ見通しにくいという。足元の相場は短期資金が中心とされ「中長期資金が動き出すのは、企業決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)の見極めてからではないか」(酒井氏)とみられている。
TOPIXは0.67%高の1928.00ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆5187億1800万円だった。東証33業種では、値上がりは金属製品や機械、電気機器など23業種で、値下がりは電気・ガス業や鉄鋼、保険業など10業種だった。
東京エレクトロンやディスコ、TDKといったハイテク株が総じて堅調。ファーストリテイリング、日本郵船もしっかりだった。一方、ソフトバンクグループ、キヤノンは軟調。トヨタ自動車も小安かった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1242銘柄(67%)、値下がりは528銘柄(28%)、変わらずは69銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27553.06 +335.21 27259.14 27,252.83─27,580.64
TOPIX 1928.00 +12.85 1915.89 1,914.31─1,929.89
東証出来高(万株) 102912 東証売買代金(億円) 25187.18
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