- 2022/05/11 掲載
米上院、クック氏のFRB理事就任を承認 黒人女性で初
[10日 ロイター] - 米上院は10日、ミシガン州立大学のリサ・クック教授(経済学)を連邦準備理事会(FRB)理事に充てる人事案を承認した。黒人女性で初の理事就任となる。
共和党から賛成に回った議員はおらず、与野党の賛否が同数となったためハリス副大統領が決裁票を投じ、賛成51、反対50で承認された。
クック氏は、FRBが40年ぶりの高インフレを抑制するため金利引き上げに取り組む中で理事に就任する。
上院銀行委員会のシェロッド・ブラウン委員長は、クック氏の承認を「歴史的」と評価し、同氏が理事職に「貴重な視点」をもたらすと述べた。
一方、同委員会の共和党トップ、パット・トゥーミー議員は、クック氏がインフレに対し十分に厳しい姿勢で臨まないのではないかと懸念を示した。
FRB首脳人事のうち、パウエル議長の再任とフィリップ・ジェファーソン氏の理事指名には超党派の支持があるが、上院での採決日程は定まっていない。
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