- 2022/05/17 掲載
米財務長官、ポーランドを説得できず 法人税最低税率15%巡り
ポーランドは、昨年10月に世界137カ国が合意した法人税最低税率の導入に対し反対を表明。欧州連合(EU)が4月に開催した経済・財務相理事会でも拒否権を発動し、EU内で唯一抵抗を示している。合意形成にはポーランドの承諾が不可欠な情勢にある。
同長官はポーランドの首都ワルシャワを訪問し、モラウィエツキ首相やジェチコフスカ財務相、グラピンスキ中銀総裁らと会談した。
会談後、記者団に対し「これに参加することがポーランドの国益にかなうと確信している。非常に良い、率直な議論を行った」と述べ、ポーランドが「そう遠くない将来に」賛同することを望むとした。
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