- 2022/10/18 掲載
クレディ・スイス、中東の政府系ファンドに出資打診
ブルームバーグの報道によると、アブダビとサウジアラビアはSWFを通じてクレディの投資銀行などの部門に出資する可能性を検討している。低調な株価を好機と捉えた動きという。
事情に詳しい関係筋によると、同行の投資銀行部門を率いるクリスチャン・マイスナー氏は10月27日に戦略的見直しを発表した後、同行を去る見通し。
出資を受ける可能性に関し、規模などの詳細は分かっていない。
クレディ・スイスの広報担当者はコメントを避け、第3・四半期決算発表の際に戦略見直しについて最新の情報を公表するとした。
SWFの中で同行に最も多く出資するカタール投資庁はコメントを避けた。他のSWFからもコメントは得られなかった。
同行は昨年、投資会社アルケゴスの巨額損失に絡んで50億ドルを超える損失を計上したほか、金融会社グリーンシル・キャピタルの破綻後に幾つかの関連ファンドを閉鎖するなど不祥事が相次いだ。
アナリストの試算に基づくと、事業再編に伴い最大で90億スイスフラン(90億)の追加資本が必要になる可能性がある。
関係筋によると、同行はすでに米国の資産運用部門の売却手続きを開始しており、最初の買収額提示が今週末に予定されている。
17日には米国での住宅ローン担保証券(RMBS)販売を巡る訴訟に関連して4億9500万ドルの和解金を支払うことで合意した。2008年以前のRMBS販売に関する一連の訴訟では既に多額の和解金を支払っている。
クレディのアクセル・レーマン会長は14日、2021年が史上最大の損失に見舞われた「散々な」年になったのに続き、「変革が必要だと十分認識しており、言うまでもなく変革を果たす」と強調した。
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