- 2022/10/25 掲載
クレディ・スイス、仏当局の税務調査に決着 和解金2.34億ドルで
調査では、同行が顧客の資産への課税逃れを手助けしたかどうかが問題となっていた。検察当局は2005─12年に複数の国で不正行為が行われ、フランスの国家財政に1億ユーロ以上の損害を与えたとしていた。
同行は発表文で、この和解は刑事責任を認めるものではないと断った上で「訴訟や(負の)遺産の積極的な解決に向けた新たな重要な一歩」になったとした。
関係筋によると、この問題のために積んだ引当金をわずかに増やす必要があり、その差額は第3・四半期決算に計上される見通し。
クレディ・スイスは、今年7月に就任した法務顧問のマルクス・ディートヘルム氏の下で、法的問題を和解で解決しようとする姿勢を鮮明にしている。同行は今月、米国で住宅ローン担保証券(RMBS)を販売する際に投資家に誤解を招く情報を提供したとして訴えられた件で、4億9500万ドルの和解金を支払うことで合意した。
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