記事 情報漏えい対策 3か月で被害額300億円、深刻化する「ディープフェイク」詐欺の現状と課題 3か月で被害額300億円、深刻化する「ディープフェイク」詐欺の現状と課題 2025/06/24 7 2025年第1四半期だけで、ディープフェイク詐欺による世界的な被害額が300億円近くに達したことがわかった。わずか3~5秒の音声サンプルから85%の精度で声を複製できる技術や、本物と見分けがつかないビデオ通話技術を悪用し、経営幹部になりすまして送金を指示するケースが急増。シンガポールでは多国籍企業のCFOを装った詐欺により、7,000万円規模の被害が発生した。こうした状況を受け、AIを活用した新世代の従業員トレーニングなど、新たなアプローチに注目が集まる。脅威となるディープフェイク詐欺の実態とその対策について、最新動向を探ってみたい。