ファイルメーカー、セキュリティを強化したサーバーソフト「FileMaker Server 8 Advanced」

　ファイルメーカー株式会社（東京都千代田区二番町、代表取締役社長：宮本 高誠）は、新製品「FileMaker Server 8 Advanced」を1月下旬に発売すると発表した。希望小売価格は288,000円（税別）。Windows版とMac版の両方が同梱されている。




　FileMaker Server 8 Advanced は、FileMaker Server 8 の上位バージョン。ネットワーク、イントラネット、インターネット上で、FileMaker Pro 8や7の共有データベースソリューションを安全かつ確実に管理・運用できる、高機能サーバーソフトウェアとなっている。信頼性やセキュリティの向上によって、FileMakerの本格的なWebソリューションをこれまでよりも容易に作成でき、同時使用ユーザとして100ユーザまでが共有可能となる。

■FileMaker Server ８ Advanced の新機能や特徴

1.Web上での使いやすさの向上
・FileMaker Server 8 Advanced のインスタントWeb公開機能を使用すれば、タブコントロール、ドロップダウンカレンダー、新しい計算関数、複雑な検索などの FileMaker Pro 8 の新機能や、FileMaker Pro 8 Advanced でカスタマイズ可能なポップアップヘルプを、ユーザがWeb上で利用することができる。
・ユーザがWebサイトをナビゲートしやすいように、インスタントWeb公開のデータベースホームページをカスタマイズすることも可能だ。

2.セキュリティの向上
・フォームベース認証を利用できるだけでなく、ホストされたデータベースとデスクトップクライアントとの間で転送されるデータをSSLプロトコルを利用して暗号化できるので、FileMaker Pro のセキュリティシステムを強化可能となっている。業界標準のActive DirectoryやOpen Directoryに基づいた外部認証を利用することで、ユーザアカウントやパスワードを効率的に管理できる。

3.パフォーマンスの向上
・FileMaker Server 8 Advanced は、FileMaker Server 7 Advanced と比べ、特定のタスクの処理にて、最大89%までパフォーマンスが増加している。

　FileMaker Server 8 Advanced アップグレード版は、直前のバージョンの正規ユーザである FileMaker Server 7 Advanced のWindows版およびMac版の正規登録ユーザを対象として、FileMaker Customer Centerを通じて、希望小売価格78,000円（税別）にて提供される。

　また、FileMaker Server 8 の正規登録ユーザは、FileMaker Server 8 Advanced 発売日以降に別途FileMaker Customer Center に問い合わせの上FileMaker Server 8 Option Pack を購入すると、FileMaker Server 8 から FileMaker Server 8 Advanced にアップグレードすることが可能となる。FileMaker Server 8 Option Packの希望小売価格160,000円（税別）。