- 2006/05/22 掲載
日立、日立ビルシステム、既設マンション向けセキュリティソリューション発売
日立製作所 都市開発システムグループと日立ビルシステムは、大規模な修繕を伴うことなくエレベーターや集合玄関のセキュリティを強化できる既設マンション向けセキュリティソリューションの販売を開始した。
近年、マンションでの事件、事故が多発していることから、居住者の防犯・セキュリティに対する意識が高まっている。マンションなどの集合住宅では、集合玄関のオートロック、エレベーターの利用制限など、居住関係者以外の出入り制限を行うセキュリティシステムの導入が増えている。
日立および日立ビルシステムは、これまで、エレベーターの乗りかご内の防犯カメラや、かご内映像を表示するディスプレイ、ICカードなどにより集合玄関やエレベーター利用に制限をかける「ダブルセキュリティ」をはじめとする新設マンション向けのセキュリティシステムを提供してきた。2006年4月にはエレベーターの乗りかご内の異常行動検知システム「ヘリオスウォッチャー」を販売するなど、安心・安全にエレベーターを利用できる機能を強化してきた。
かご内の防犯カメラやかご内映像を表示するディスプレイについては、新設だけではなく、既設マンションに対しても導入を進めていたが、エレベーターや集合玄関のICカードを用いたセキュリティについては、従来は提供していなかった。
今回販売を開始した既設マンション向けセキュリティソリューションは、ICカードによりエレベーター利用に制限をかける「エレベータードアセキュリティ」、不審者の侵入を抑止するとともに、映像を記録する防犯カメラ、エレベーターの乗りかご内の状態を1階のエレベーターホールから監視できる乗り場ディスプレイの設置を基本メニューとし、大規模な修繕を伴うことなく安価で手軽にエレベーターのセキュリティを強化する。さらに、オプションとして、集合玄関にもドアセキュリティを設けることでマンション全体のセキュリティを強化したり、エレベーターの1階ホールとかごのドアにガラス窓、かご内にミラーを設置し、密室感の緩和や犯罪抑止を図ることができる。
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