- 2006/08/15 掲載
米国防総省、IPv6標準決定のテストでアジレント製品を使用
【IT基盤】
Agilent ネットワークテスタおよびN2Xは、現実的なIPv6環境下でのパフォーマンスや、ネットワークの脅威に対する耐性を評価することができる。アジレントのソリューションは、実世界でのパフォーマンス、次世代ネットワークセキュリティの負荷耐性やスケーラビリティ、およびトリプルプレイのインフラとなる機器の評価に向けた業界でもっとも包括的なソリューションを提供する。
Moonv6マルチベンダ相互接続テストは、7月24日の週にJoint Interoperability Test Command (JITC)とニューハンプシャー大学相互接続研究所(UNH-IOL)によって開催された。その目的は、IPv6に対応するネットワークセキュリティデバイスやその他のサービスシステムの成熟度を評価すること。米国防総省(DOD)はこの結果を、標準の決定のために利用するという。この標準は、2008年に始まる、米国政府から委任されたIPv6導入に備えてベンダーが遵守しなければならないものである。
アジレントは、JITCおよびUNH-IOLと共同で、現実的なIPv6環境下における主要な機器ベンダーのパフォーマンス評価に貢献した。参加ベンダーは、アプリケーションを意識した機能や、ネットワークの脅威に対するメカニズムを検証するために、アジレントのアプリケーションを考慮したテスト手法を利用した。この手法に基づいて、ネットワークの脅威や不正利用を擬似しながら、さまざまなアプリケーショントラフィックが、IPv4およびIPv6上で送信されるテストシナリオが用いられた。加えて、新しいAgilent E7896A DHCPv6プロトコルエミュレーション・ソフトウェアによって、機器のアドレス割当機能に対する負荷試験を行った。この機能は将来のデータ、ボイス、ビデオサービス環境に不可欠なものである。
Check Point Software Technologiesの主任品質保証エンジニアであるトーマー・ロビンソンは次のように述べている。
「IPv6で幅広いアプリケーションプロトコルに対応していることから、Agilent ネットワークテスタは、フルレンジのApplication Intelligence、SmartDefense、Web Intelligenceセキュリティ機能を使った先端のセキュリティ・エンフォースメントを実行するCheck Point VPN-1 Power NGX IPv6Packセキュリティ・ゲートウェイのパフォーマンスの高さを評価しました。また、ネットワークテスタは、当社の製品の高可用性クラスタ・フェイルオーバーや、実世界のIPv6環境における悪意のあるトラフィックにおける負荷耐性についても擬似することができました」
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