ターボリナックスのアプライアンス、初の海外進出　アバンクエストの販売網を使って

　アバンクエストBBとターボリナックスは、海外市場における販売代理店契約を締結し、アバンクエストの米国、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの各拠点を通じて、ターボリナックスOSの販売を開始する。

　第一弾として、アバンクエストが運営するオンラインストア「BlueSquad（ブルースクワッド）」を通じて、ターボリナックスのアプライアンス、デスクトップ、サーバーの各最新製品「Turbolinux Appliance Server 2.0（TLAS2.0）」、「Turbolinux FUJI」、「Turbolinux 10 Server」の主要3タイトルを2006年8月末よりダウンロード販売する。

　日本国内において今年3月にリリース以降、専門知識を必要とせず容易にサーバー構築・運用ができる多機能インターネットサーバー構築ソフトウェアとして、多くのユーザーに利用されているTLAS2.0を、海外市場向けに投入するのは今回が初。なお、今回の販売開始に先駆け、TLAS2.0のパートナープログラムを発表し、リセラーパートナーを募っている。

　また、アバンクエストでは、同製品をサーバー管理者不在の中小規模企業向けに広く販売していくほか、サン・マイクロシステムズの「Sun Cobalt」に替わる後継製品を求める潜在的な市場ニーズに向けたソリューションとしてこのTLAS2.0を提供していくとのこと。

　アバンクエストBBとターボリナックスは、今回のダウンロード販売事業を手始めとして、今後、海外市場に向けて共同プロモーション活動を行い、幅広い分野においてLinuxビジネスを展開しながら、ターボリナックスOS製品を海外に浸透させていく考えだ。