- 2006/11/15 掲載
明星食品と日清食品が提携、シェアは22.9%に
明星食品と日清食品は、日清食品が明星食品株式の公開買付けを行い、両社の間で資本業務提携を行うことで合意したと発表した。
スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド-エス・ピー・ヴィーII・エル・エル・シーが10月27日に明星食品株式の公開買付けを開始したが、明星食品はこの公開買付けが明星食品の企業価値を高めることにはならないと判断し、10月31日にこの公開買付けに反対する旨の意見を表明している。その後明星食品は対応策を検討し、日清食品に本件提携の打診を行ったもの。
両社を合わせた市販麺類市場におけるシェアは22.9%になるものと推定されている。今回の業務提携を通して両社は、より広範で海外を含んだ消費者層のニーズを満たす魅力的な商品提供等のシナジーを創出していくとしている。
なお、本件買付は上場廃止を目的とするものではないが、日清食品は本件買付けにおいて買付株数の上限を設けていないため、本件買付けの結果次第では明星食品の株式が上場廃止になる可能性があるとしている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR