日本オラクル、業界別ソリューションを経営者に提案する「Oracle Insight Program」を本格展開

米オラクル インダストリーズ・ビジネス・ユニット シニア・バイスプレジデント ソニーシン氏（上） 日本オラクル 常務執行役員 エンタープライズアプリケーション営業統括本部長 桑原宏昭氏

　日本オラクルは1月25日、グローバルに業界別ソリューションの開発・営業などを行う米組織「Industries Business Unit」との連携を強化し、経営者に対して業界別のIT戦略を提案する「Oracle Insight Program」を本格展開していくと発表した。

　同プログラムでは、「ITをどのように変えていくべきかのか、経営者向けに情報を提供していく（日本オラクル 桑原氏）」もの。

　現在オラクルは多数の企業を買収し、業界向けにさまざまなソリューションを持っている。これを経営者が直面するビジネスの課題、「企業合併などによる事業統廃合の加速」「株価の持続的発展のためのコスト削減圧力への対応」「経営のグローバル化」「コンプライアンス」などに結びつけていく。

　まずは、アプリケーション導入ツール「Oracle Accelerators」を使って、ROI（投資利益率）の向上を見える化していく。

　また、これに伴って現在20名程度で構成される業界別の専任組織を倍にしていく計画。

　「（これらのソリューションを利用する）カスタマーの60％が中堅・中小企業で、企業の大小は問わない（米オラクル ソニー・シン氏）」としており、ますますグローバル化していく中堅・中小企業も後押ししていきたい考えだ。

　

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