- 2007/01/29 掲載
JFEと韓・現代製鉄が提携交渉へ
鉄鋼大手国内2位のJFEスチールが、韓国・現代製鉄と提携に向けた交渉に入った。
現代製鉄は高炉建設を進めており、JFEは技術面などで協力をし、さらに株式の持ち合いも検討しているという。
本年5月の三角合併解禁に向けて、今、鉄鋼業界では再編が急ピッチで進んでいる。国内トップの新日本製鉄は、ブラジル最大手ウジミナスを買収、韓国最大手のポスコ、中国最大手の宝鋼集団などと提携、規模の拡大を図っている。
一方、世界ナンバー1のオランダ、ミタル・スチールは、国境を越えたクロスボーダーM&Aを繰り返し規模を拡大。年間の生産量は、新日鉄の3倍強をほこる。ミタル・スチールは、欧州ではその位置を確実にものにしており、次は、アジア進出のための買収に進むとみられている。
三角合併解禁により、自社株との交換で買収が可能になるため、大が小を飲み込むやすくなる。国内勢は、買収防止を図るため規模の拡大を急いでいる。
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