RFIDタグ内蔵のペットボトル容器用キャップを開発

　日本電気（以下、NEC）と東洋製罐は、共同でペットボトル容器用のRFIDタグ内蔵キャップを開発したと発表した。

　今回開発されたペットボトル容器用RFIDタグ内蔵キャップは、従来の容器デザインを変えることなく、プラスチックキャップ内にICチップと小型アンテナを合わせて成型加工、内蔵されている。内蔵RFIDタグには、NECグループのNECエレクトロニクスが一般消費財への大量利用向けにプロトタイプ開発したものが採用されており、個品別にID付与、情報の随時書き込みが可能となる。

　このRFIDタグ内蔵キャップは、東洋製罐グループの日本クラウンコルクにおいて、2008年からの量産開始を目指す。

　NECと東洋製罐は、金属缶（スチール缶・アルミ缶）やプラスチック容器、ガラスびん、紙容器などへのRFIDタグの内蔵についても共同検討を行っており、順次試作品の開発を行う方針。