- 2007/04/02 掲載
【国内ITサービス市場調査】アウトソーシング市場がシステム開発市場を抜きトップに
・2006年の国内ITサービス市場規模は4兆8,737億円(前年比3.6%増) ・セグメント別のトップ、ITアウトソーシング市場 ・2006年~2011年の年間平均市場成長率3.4%で伸長、2011年の市場規模は5兆7,659億円 |
2006年国内ITサービス市場の市場規模は4兆8,737億円で前年比3.6%増だった。2011年までの年間平均成長率は3.4%で拡大、2011年の市場規模は5兆7,659億円に達すると予測している。市場が拡大する要因としては、老朽化した基幹システムの刷新・再構築や新規ビジネス立ち上げに伴うシステム構築、法規制変更への対応、情報セキュリティ対策の強化などが挙げられる。
セグメント別にみると、「プロジェクトベース(システム開発)」「ITアウトソーシング」「サポート&トレーニング」のうち、ITアウトソーシング市場が高い成長率を継続、2006年には、国内ITサービス市場で最大規模のセグメントとなった。しかし、包括型アウトソーシングから選択型アウトソーシング(ホスティングやアプリケーション管理など)へ需要がシフトするにつれて、今後、この市場は成熟化していき、2007年以降は高い成長率を維持しながらも、その成長は緩やかに鈍化するとIDCは予測している。
「案件数の増加に伴い、ITエンジニアの不足感も高まっており、サービスベンダーにとっては、サービスデリバリーに必要な人材の安定的な確保が課題となっている」とIDC Japan ITサービス グループマネージャー 伊藤未明氏は分析している。
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国内ITサービス市場セグメント別予測、2006年~2011年 |
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