住商情報とSAPジャパン、共通顧客へのERP導入促進で協業

　両社が合意した内容は、重点産業分野の策定、長期・継続的な共通顧客への総合的な協業体制の強化などが含まれている。重点産業は、自動車をはじめとする製造、小売・流通と金融業界。この業界へのERPの新規開拓、サービス体制の拡充などを強化していくという。

　重点ソリューションの分野は、ビジネスプロセス・プラットフォームを実現するSAP NetWeaver、コンプライアンス関連（GRC）ソリューション、MDM(Master Data Management)製品の導入サービス強化などが挙げられる。

　また、海外に拠点を持つグローバル企業、もしくはこれから海外進出を検討している企業への導入促進も強化する。住商情報システムは、米国、欧州、中国に現地法人があり、住友商事を始め海外のグループ企業企業へSAP/R3システムをべースにしたシステムの導入、運用、保守を実施しているという。