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- 2026/11/02 22:19 掲載
マーベルがルメンタムを1,150億ドルで買収 AI接続は光へ移る「一世代に一度」の機会
ルメンタム側の企業価値は約1,150億ドル(約18兆円)。ルメンタム株1株につきマーベル株4.500株を交付する固定の交換比率で、1株あたり約1,132ドル(約17万8,000円)に相当するという。買収観測が出る前の最終取引日である10月28日の終値と比べた上乗せ率(プレミアム)は約23.9%としている。
統合後の持ち株比率は、完全希薄化ベースでマーベルの株主が約67%、ルメンタムの株主が約33%。両社の取締役会は全会一致で承認した。マット・マーフィー会長兼CEOは統合後も続投し、ルメンタムのマイケル・ハーストンCEOら3人が、現在7人のマーベルの取締役会に加わる。
狙いは、AIデータセンター向けの電気接続と光接続を1社に統合することだ。マーベルが持つ電気・光のインターコネクト、スイッチ、カスタムシリコンに、ルメンタムのレーザー、光トランシーバ、光回路スイッチ(OCS)、インジウムリン(InP)など化合物半導体の製造力を組み合わせる。事前検証済みの光ソリューションを大量に、より早く市場へ出せるとしている。
両社は、統合後の想定市場規模(TAM)を5,500億ドルと見込む。年間ベースで10億ドルを超えるコスト・シナジーも見通しており、完了後1年目から、マーベルの非GAAPベースの1株利益を押し上げる見込みという。
マーフィー氏は、AIインフラが光接続へ移るなかで「一世代に一度しか巡ってこない機会」が生まれていると説明した。ハーストン氏は「マーベルとの統合で、5,500億ドルの市場機会を捉える独自の立場を得られる」と語った。
完了は2028年上半期を見込む。両社の株主による承認や規制当局の承認などが条件となる。
では、なぜマーベルはここまで大型の買収に踏み切ったのか。背景には、長年の王者ブロードコムとの競争、エヌビディアが双方に投じた巨額の資金、そして米国で浮上する中国メーカーへの規制案がある。
・過去最大だった買収と比べた、今回の桁違いの規模
・グーグルをめぐるブロードコムとの攻防の行方
・エヌビディアの双方への出資と、中国勢への規制案の影響
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