日本コムシス、携帯電話カメラ撮影画像転送のASPサービス開始

　日本コムシスは、携帯電話のカメラで画像を撮影するだけで、特定のサーバへ自動的に画像を転送するシステム「ガッテン君」のASPサービスを開始する。8月1日より試験運用を開始し、10月から本格販売を開始する予定。

　「ガッテン君」は、現場で撮影した画像を社内の管理部門等とほぼリアルタイムで共有することを実現した携帯電話の画像転送システム。通常、携帯電話の画像を送付するには、撮影、保存、メールソフトの起動、メールの新規作成、画像の添付といった操作が必要だが、「ガッテン君」では1回のボタン操作でこれらの動作が完了し、容易に画像を送信することができる。また、撮影日付と時間も自動付与されるため、送られた画像の改ざんも防ぐことができるほか、送信した画像は携帯電話に保存されないため、携帯電話を紛失した場合でも、画像情報が漏えいすることはない。

　今回開始するASPサービスでは、従来の「ガッテン君」の機能の他に、撮影した画像のスライドショー機能や、簡単な操作で画像入りの報告書を作成できる機能を新たに追加。文字だけでは伝わりにくい内容をこれらの機能を利用することにより、簡単に視覚に訴えることが可能となる。

　同社は、災害時の被災状況確認や、観光・イベントなどの情報発信のツールとしての利用など、より多くの業種の企業に対し積極的に訴求していく。

　なお、対応機種は、NTT　DoCoMo　FOMA900シリーズ以降の携帯電話となっている。